セルインパルス(またはセルインパルスの方法、Cell-Impulse Method)とは何かということをここで説明します。私は1996年から体外離脱を体験するための瞑想法を指導するようになりました。体外離脱を体験するためにはまず深い瞑想状態や変性意識状態に入らなければなりません。だから深い瞑想状態や変性意識状態を一般の人でも手っ取り早く体験できるような方法をいろいろと探さなければなりませんでした。
禅、ヨーガなどの伝統的瞑想方法は一般に良く知られてはいますが、その割にはそれらは意外と敷居が高く誰もが手軽にマスター出来るものではありませんでした。まず瞑想をするための基本である「身体の姿勢作り(正座や蓮華座など)」からして、現代人には苦痛になることが多いのです。私も瞑想を始めた頃は、この段階で何回もギブアップしたのを覚えています。私の身体は、すこし骨太で筋肉も硬い方です。とくに社会人になってからはスポーツもあまりするわけではないので、身体がとても硬くなっていました。私はいろいろとがんばってみましたが、このような伝統的瞑想方法はどうしても苦痛でしかなりませんでした。それ故、禅、ヨーガなどの瞑想方法は残念ながらあきらめざるを得なくなりました。
次によく行われる瞑想法は身体を横にしてテープやCDを聞きながら行う方法で所謂「誘導瞑想法」というものです。この方法は身体に負担がほとんど無いので、私のような人間にはとても楽に行うことが出来ました。この方法は脳波をリラックスさせる音楽やサウンドを併用することで、より効果的になるということも分かりました。ちなみに私は1980年代中頃にこの誘導瞑想法を行うことで変性意識状態や体外離脱を経験しました。この誘導瞑想法に使われている技術は、多くのセラピー、退行催眠などでも応用され多くの成果を上げているようです。私は1970年頃から変性意識を何度か体験していたので幾分敏感な方だったのでしょう。この誘導瞑想法を1ヶ月程練習すると、強烈な体外離脱を体験しました。そこで体外離脱を習得するための方法として、私はまずこの誘導瞑想法を採用することにしました。この方法を使うことで一般の人でも体外離脱を簡単に体験できるだろうと考えたからです。
ところが実際にこの誘導瞑想法を一般の人達に試してもらうと、「そうは簡単に問屋は卸さない」と言うことが分かってきました。すぐ気づいたのは「体外離脱を体験したことのないごく普通の人にとっては、この誘導瞑想法を使ったとしてもすぐに瞑想がうまくなるわけではない」ということでした。この方法でも体外離脱を経験するのに何ヶ月(或いは1年以上)もの練習を必要とすることはあたりまえのことで、全く経験できないケースが多々あるのです。瞑想をマスターするには、やはりそれなりの忍耐、努力そして時間を必要とすることが分かりました。
それでも私は「瞑想の極意を普通の人でも簡単に素早くマスターする方法」があるのではないかと信じていましたので、私達はいろいろな方法を試行錯誤で試しながら、もっとも効果的な瞑想方法を探し続けました。そして10年近く経った頃、多くの人達の協力によってようやく効果的で実践的な瞑想方法を完成させることが出来ました。私達はそれをセルインパルスの方法と呼んでいます。セルインパルスの方法は素早く簡単に深い瞑想状態に到達するための一連の技術です。(注:1997年頃にセルインパルスの初期の方法論が発見されましたが、その後に多くの技術は洗練・改良され2006年頃にほぼ現在の完成形になりました)
セルインパルスの方法は「普段使われていない筋肉や脳神経系の能力を再活性化する」ことでごく普通の人でも深い瞑想状態に入ることを可能にします。私達のワークショップではセルインパルスの方法をマスターすることで、たくさんの人達が体外離脱や変性意識状態に到達することが出来るようになりました。
さらにセルインパルスの方法は東洋の気功術とも深く関連していますので、セルインパルスの技術に熟達すれば、「私達の体の気のエネルギーをコントロール」できるようになり、「自己ヒーリングの能力」が備わってくるでしょう。