気功法の限界

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体外離脱を体験するようになってから「幽体(アストラル体、セカンドボディ))」と呼ばれるものが東洋の「気のエネルギー」と何か関係があるのではないかと思うようになりました。そして私なりに気功の教室に通ったり気の教科書も読んでみました。

気功の練習では、まず手のひらに気の感覚を感じる練習に挑戦してみました。両手の中に丸くてやわらかいゴムボールが存在するとイメージして、それをやさしく包み込むようにイメージしてみます。すると両手に何か本当にそのボールが存在するかのような感覚がすると言います。それが気のエネルギーの感覚ということでした。

しかし私は頭が固いせいか、いくらやっても何も感じることが出来ませんでした。その後ちゃんとした気功法を学ぼうと思い、ある有名な呼吸法の教室に数ヶ月通ってみました。そこでは手から気のエネルギーを出すことで相手の身体を物理的に飛ばしてしまうことを練習していました。にわかには信じがたいことですが、そこの教室の人達の多くはこれをいとも簡単にやっていました。とりあえず私も見よう見まねで手からを気のエネルギーを出すことを練習してみました。

数ヶ月は真剣に練習してみましたが、途中で馬鹿馬鹿しくなってやめてしまいました。なぜならよく観察してみると「気のエネルギーを感じれる人だけが気のエネルギーで飛ばされている」ようなのです。私は全く気のエネルギーを感じることが出来ないので気のエネルギーで飛ばされることはもちろん全くありませんでした。

このような訳で私の気功法に対する取り組みは最初はことごとく失敗しました。私がはっきりと気のエネルギーの感覚が分かるようなったのは、体外離脱を経験してから10年くらい経った頃でした。このときに気のエネルギーの感覚やその制御方法が理解できただけでなく、初めて自分の意思で体外離脱することが可能になりました。

今から思えば以前の私の気功法に対する取り組みは非常にまずかったので失敗したのは当然だったと考えています。当時私の頭の中で想像していた「気」のイメージがありましたが、実際に感じた「気」はそれとは全く違っていたのです。自分の意思で体外離脱できるようになったときに私が感じた「何かの感覚」はずっと何なのか分からずにいました。しばらくして「気」の分かる人に、その「何かの感覚」が実は世間一般に言われている「気」だということを指摘されたのです。このときはじめて私は本当の「気」とはどのようなものかを知ったのです。

現代人がこの不思議な「気」を知覚できるようになるにはまだまだいくつもの障壁があるでしょう。「気」の感覚を知るにはまず現代人の「気」に対する誤ったイメージを払拭しなければなりません。また頭の固い現代人でも取り組めるような合理的体系的な学習システムが必要でしょう。さらに脳や神経系の状態を観測できる精密装置や微弱な生体電気を計測出来る装置などもある方が良いでしょう。現在の気功法のトレーニングではまだ直感的な言い回しや忍耐を伴う実習に頼るしかない状態なので、私のように頭の固い人間には「気の感覚を感じろ」と言われても全く頭が受け付けないのです。

セルインパルスの方法でもこの気のエネルギーを感じたり、気のエネルギー制御する方法を習得することが一番の要になります。セルインパルスの方法では脳波計などの精密測定装置は使いませんが可能な限り合理的で体系的な学習システムを採用しています。